この作品にはモデルがある。そのころ有名になりかかっていた岐阜県根尾村の「淡墨桜」の神秘に打たれたことから始まる。
(中略)
何という生命力。
この不思議をテーマにと思ったのが動機となって、それから半年を格闘。
けれども書いても書いても樹が立たない。よく考えてみると、大樹は大地に大きく根を張って、大空に向かってすっくと立たなくてはならないのである。
―そうだ根を書くのだ。
と気がついた。
見える木や枝や花よりも、見えないところの根を書き込もう…と思ったとき、この「樹」はたちどころに立った。
―芸術には、思想が不可欠だ。
ということを、私はこのような考えであるべきだと解している。
〜「樹」 生命の神秘 より〜
■発行者
戸田提山顕彰事業実行委員会
■作品集の仕様
上製本・専用ケース付/オールカラー150頁/掲載作品数60点
※製作の都合上、上記仕様を多少変更する可能性がございます。ご了承ください
■販売価格
10,000円(消費税込)送料・荷造料については別途となります。
■お届け時期
平成19年3月頃
■お申し込み・お問い合わせ
文房四宝 (株)青雲堂
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